公務員面接が近づいたら、SpeakVizをこう使う
筆記が終わると、公務員面接までの時間は意外と短い。公務員面接のプリセット質問から、声に出す練習、回答内容へのフィードバック、志望動機の組み立てまで、面接が近づいたいまSpeakVizをどう使うかを機能に沿って整理しました。

筆記試験が終わってから面接の準備を始めると、時間は思ったより短いものです。公務員試験では、多くの区分で6月から7月にかけて人物試験が控えています。面接カードは書けた。けれど、いざ声に出してみると、書いた文章とは別物になる。この感覚に心当たりのある方は、多いと思います。
公務員面接の準備の全体像は、別の記事(公務員面接の準備を5月から始める)に書きました。この記事では、面接が近づいたいま、SpeakVizのどの機能をどう使うかに絞って紹介します。
公務員面接のプリセット質問から始める
最初の一歩は、難しく考えなくて大丈夫です。SpeakVizには公務員面接のプリセット質問が用意されていて、選ぶだけで、本番で問われやすい質問にすぐ取りかかれます。
質問は、公務員面接で実際に問われる範囲を広くカバーしています。たとえば、こんな質問です。
- ◦どうして公務員を目指しているのですか。なぜ国家公務員(地方公務員)なのですか
- ◦なぜこの県(市)を志望するのですか。この県(市)の課題は何だと思いますか
- ◦公務員と民間の違いは何だと思いますか
- ◦あなたを当県(市)が採用するメリットは何ですか
- ◦公務員の不祥事が報道されますが、それについてどう思いますか
志望動機や自治体研究、公務員観、自己PRや学生時代の経験まで、ひととおりそろっています。
そして、ひとつひとつの質問には、面接官がなぜそれを聞くのか、どう答えるとよいかのヒントが添えられています。たとえば「公務員と民間の違いは?」なら、営利と非営利、公平性といった切り口で、全体の奉仕者としての心構えに触れるとよい、という具合です。質問の意図から逆算して準備できるので、ただ答えるより一歩深く考えられます。
プリセットはあくまで出発点です。志望先や受ける試験区分に合わせて、近い質問をさらに作ることもできます。
まず声に出す。一問一答と、AI模擬面接
質問がそろったら、読むのではなく声に出して答えます。ここはSpeakVizがいちばん大切にしているところです。書いた答えは、声に出した瞬間に長くなったり、結論が後ろにずれたりする。だから、はじめから話す前提で練習します。
練習の仕方は二つあります。ひとつは一問一答で、気になる質問を一つずつ、じっくり答える形です。もうひとつはAI模擬面接で、面接官役のAIが挨拶から始め、相槌を打ちながら、本番に近い流れで質問を重ねていきます。あなたの答えに応じて、AIはその場で深掘りもします。同じ話題での深掘りは続けて二回までで、そのあとは新しい話題に移ります。実際の面接の呼吸に近い形です。
話した声は、その場で文字に起こされて画面に並びます。自分が実際にどう答えたかを、録音を聞き返さずに目で確認できる。読むのは聞くより速いので、直して、もう一度話す、までを短く回せます。
見られるのは、表情ではなく回答の中身
声に出して答えたあと、AIがフィードバックを返します。ここで見ているのは、表情や話し方のクセではなく、回答の中身です。なぜ中身なのかは、別の記事(AI面接で見られているのは、表情ではなく回答内容)にまとめました。
具体的には、次のような観点で回答を見ます。
- ◦質問の意図を理解して、それに答えられているか
- ◦話に一貫性があり、論理が通っているか
- ◦抽象論に逃げず、具体的な経験や数字で語れているか
- ◦状況・課題・行動・結果(STAR)の順に説明できているか
- ◦自信を持って、前向きに話せているか
- ◦答えが、長すぎず短すぎないか
- ◦自分の強みや弱みを、深く理解できているか
低い評価がついた観点だけを、具体的にどう直すかまで教えてくれます。よかったところは、きちんと褒めてくれる。そして、細かい文法や言い回しの間違いは、あえて指摘しません。音声認識した話し言葉が前提なので、言い間違いを拾うより、中身に集中できるようになっています。
そのうえで、あなたの答えをもとにした改善後の回答例も出ます。直す方向が、自分の言葉に近いかたちで見える。
深掘りは、本番の前に一度受けておく
公務員面接でつらいのは、用意した答えの、その先を聞かれたときです。志望動機を話せば「では、特に関心のある政策は」、自治体の課題を挙げれば「その課題に、あなたなら何ができますか」と、一段掘り下げられる。頭では答えたつもりでも、声に出すと詰まりやすいところです。
SpeakVizは、あなたの回答に沿った追加の質問を、そのつどいくつか作ります。模擬面接でも、同じように掘り下げてきます。本番で初めて聞かれて固まるより、練習のなかで一度受けておく。それだけで、当日の余裕はかなり変わります。
志望動機や自己PRが、まだ固まっていないなら
そもそも志望動機や自己PRが、まだ言葉になっていない。そういう段階もあると思います。その場合は、いきなり完成形を書こうとしなくて大丈夫です。
SpeakVizには、短い質問に順番に答えていくと、話せる回答ができあがる作り方があります。一度に一つのことだけを聞かれるので、答えやすい。経験を棚卸ししながら、自己PRや志望動機の材料を、面接で話せる長さの言葉にまとめていけます。書いてから直すのではなく、答えながら整えていくイメージです。
直前期こそ、短く何度も
面接が近いと、つい一度に長く練習したくなります。けれど、話す感覚は一夜では身につきません。まとめて詰め込むより、短い練習を何度も回すほうが、この時期には合っています。
15分で一問。声に出して、文字起こしを見て、結論を前に出して、もう一度話す。SpeakVizは無料で始められるので、思い立ったときに、その一回を積み重ねられます。
面接カードを完成させただけでは、まだ一度も声に出していない、ということが起こります。書いた言葉を、口から出る言葉に変えていく。その小さな往復を、本番までに少しでも増やしておく。SpeakVizを、そのための練習場所として使ってもらえたらと思います。